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労使トラブル ~労働者と経営者はどっちが弱い?~

2014年8月12日|山根真(代表弁護士)

皆さま,こんにちは。

事務所は夏期休業ということで,自宅でまったりPC作業している山根です。

 

今回は,いわゆる労使トラブルについて,日頃から思うことがありますので,少々。

 

皆さまは,労働者は弱者で,中小企業の経営者は強者だと思いますか?

 

私は,いわゆる労使のトラブルに関しては,労働者側,中小企業側,どちらの立場からの相談も受けています。

 

それは,労働者と中小企業,どちらか一方だけが弱者であるとか,守られるべき存在であるとか,

そういうことではないだろう,という私なりの考えがあるからです。

 

昨今,サービス残業だ,パワハラだ,ブラック企業だ,といった言葉を各種メディアでよく耳にしますよね。

書店に行っても,残業代はこのようにしっかり請求しましょう,といった感じで,

残業代請求のノウハウ本みたいなものもあります。

 

以前は中小企業側に立つことが多かった社会保険労務士の先生の中にも,

残業代請求を大きなビジネスチャンスと捉えて,

HPや書籍等で大々的に残業代請求を呼びかけている先生もいるようです。

 

私が以前,中小企業側の代理人として担当した残業代請求の労働審判では,

申立人労働者の付添人という形で,社労士の先生が裁判所に来ておりました。

法廷の中には入らず,ずっと長いすに待機しており,

依頼者が法廷から出てくる度にアドバイスをしているようでした。

 

私は,このような社会の大きな風潮自体は,何も間違っているとは思いませんし,

労働者側の権利擁護に特化して活動しておられる弁護士の先生や,

社労士の先生に異論があるわけではありません。

 

ただ,もしも,労働者=弱者で,中小企業の経営者=強者,

という安易なレッテルが貼られているとしたら,それには違和感を覚えるのです。

 

日頃から,中小企業の経営者から相談を受ける機会も多いですが,皆さま,本当にいろいろと苦労されています。

 

従業員とその家族の生活も大切,お客さまの利益も大切,

収益を出して会社を存続・発展させることも大切,自分と家族の生活も大切,なのです。

経営者には,背負っているもの,守るべきものがたくさんあります。

 

今の日本の労働法制度のもとで,これらの大切なものをしっかりと守りつつ,

100%ホワイトの企業であり続けることが,どれほど大変なことか。

 

それでも多くの経営者の皆さまは,100%ホワイトを目指そうとする心意気は,

少なからず持っておられると感じます。皆さま,真剣なんですよね。

 

このように書くと,私が労働者には冷たい弁護士だと思われますかね(笑)

決してそうではありませんので。

これまでも,不当な権利侵害がなされた労働者の代理人として,

全力で企業と対峙してきました。これからもそうです。

 

今回は,労使トラブルに関する私のスタンスをお伝えしました。

異論・反論もあろうかと思いますが,一部でも共感して頂ける部分があれば嬉しく思います。

 

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なぜか,東京都行政書士会中央支部,納涼会,愛しのマルコポーロ号から東京湾の眺め

 

 

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