河上和雄先生とのこと|法律サービスであなたのチカラに!トラスティルグループ・スタッフブログ~金融街・日本橋兜町より

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河上和雄先生とのこと

2015年2月10日|山根真(代表弁護士)

皆さま,こんにちは。

山根です。

 

昨日,ロースクール時代にお世話になった河上和雄先生の訃報に触れ,大変驚きました。

 

河上先生には,駿河台大学ロースクール時代,

主に刑法,刑事訴訟法,企業犯罪,といった科目を教わりました。

 

大学生のとき,刑事訴訟法ゼミで文献を調査していると,

よく河上先生の論文を見ることがありました。

そして,当時から,ご意見番のコメンテーターとしてテレビでも良く姿を拝見していました。

 

こんな高名な先生に,こんな小さな教室で,こんな少人数で教わっている,

というロースクールの授業の状況に,他の先生とは異なる,緊張感と,

興奮のようなものを感じていたことを思い出します。

 

河上先生とは,特に印象深い思い出があります。

ロースクールで刑事事件の模擬裁判をすることになり,

私も,シナリオの作成に関与しました。

大学の刑事訴訟法ゼミで,「取調べの可視化」で卒論を書いた自分としては,

模擬裁判で,取調べ状況を録音した音声を法廷で流す,という演出をやりたいと考え,

河上先生に,「先生のリアルな取調べの様子を録音させて下さい!」,と申し出たのです。

今考えるとかなり厚かましいお願いなのですが,

河上先生は快諾して下さり,実際,ICレコーダーの前で,

即興で,取調べの様子を演じて下さいました。

時間にしてみれば1分位だったと思いますが,

これが東京地検特捜部長の河上先生の取調べなんだと,

興奮したのを覚えています。

 

模擬裁判当日,河上先生も観覧されている中で,

その録音した音声を,いざ再生して,

観客席から,どよめきや,笑い声が起ったときは,

この演出やって良かったなと,とても嬉しく思いました。

 

そして,模擬裁判では,私は弁護人役だったのですが,

よりリアルにするために,弁護士バッジを付けようという話になり,

何と,またも厚かましく,河上先生のリアル弁護士バッジを身に付けさせて頂いたのです。

模擬裁判が終り,バッジをお返ししようと河上先生の姿を探すと,

すでに会場を後にされて,キャンパスの中を颯爽と歩いておられました。

その後ろ姿に向かって走っていき,「河上先生,ありがとうございました」,

とお声がけしたことを,今でもはっきりと鮮明に覚えています。

 

「女は理詰めでは落とせないから手強い」

「捜査実務は,違法だが有効だ」

いずれも印象に残っている河上先生の言葉です。

何だかすごく染みてくる言葉で,これからも大切にしていきたいと思います。

 

河上先生と一緒にカラオケさせて頂いた時,

尾崎豊の「I LOVE YOU」を熱唱したところ,

「君は弁護士より歌手の方が向いているんじゃないのか。」

と言われたことも,良い思い出です。

 

河上先生,ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

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