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会社設立・経営サポート
STEP9 機関設計をする
◇(ワ)機関設計
さあ、基本事項の決定も終盤に差しかかりました。
ここでは会社の機関設計をしていただきます。
機関設計って??という方もおられると思いますが、どういう種類の役員を置くか決めること、だということでとりあえずはご理解ください。
さて、この機関設計というものは、法律上可能であるパターンを考えると、何十種類もあるのですが、新しく中小規模の会社を設立する場合に現実的に選択肢となりうるのは、次の3つのパターンです。どれかを選び、チェックシートの(ワ)機関設計の欄の【A】【B】【C】のうち選んだものをマルで囲んでください。
- 【A】取締役1人のみ
- 一番シンプルな仕組みです。株主総会で決めなければならないこと以外は、全部1人で決めることができ、スピーディーです。もし株主も取締役と同一人物で1人の場合には名実ともに会社の全ての手続きを1人で行うことができ、大変簡便です。
- 【B】取締役2名以上
- 複数の取締役がそれぞれ会社を代表して業務執行をするという形ですが、代表取締役を決めその他の取締役は代表権を持たないというふうにもできます。重要事項を合議して決めることになり、①よりは若干手続き面に時間を要しますが、協力して会社経営にあたる場合には良いかもしれません。
- 【C】取締役会(取締役3名以上)+監査役
- 取締役会を設置すると、株主総会ではなく取締役会で決定する事項が発生し、大株主とは別に有能な経営者が経営を担う、所有と経営の分離を進めやすくなります…。正直言って設立したての中小規模企業には具体的なメリットはないかもしれません。基本的にはあまりおすすめしていません。
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