STEP1‐② 資本金の額を決め、株主を決定する
次に、チェックシートの(ロ)資本金総額と(ハ)株主の項目です。ここでは、会社に「全部でいくら」、「誰がいくらずつ」お金を出すのかを決めます。
(ロ)資本金総額
まず「全部でいくら」です。これを資本金総額といいますが、法律上はいくらでもかまいません。1円でも100億円でも構わないのですが、極端に少ないとビジネスをしていく上で、周囲の信頼を得られないと思われますので、「資本金1円」はあまりおすすめできません。
また、許認可の種類によっては、資本金いくら以上の会社でないとダメ、と決まっているものがあります。許認可が必要なビジネスをなさる方はこの点にも十分注意して資本金を決めてください。
金額が決まったら(ロ)資本金総額に記入してください。
(ハ)株主
全体の額が決まったら、次に、「誰がいくらずつ」お金を出すか決めてください。お金を出す人が複数いる場合には、それぞれが出す金額を決めて、それが出資額全体の中でどういう割合になるのかを確認してください。
終わったらチェックシートの(ハ)株主に、お金を出す人の氏名と住所と金額を記入してください。株数の欄は空白でかまいません。
※出資は現金に限らず、自動車を1台といった出資も可能です(現物出資といいます)。ただし手続きが面倒なのと、実際問題として現物出資をされる方は少ないため、説明を省略します。